峯ヶ岡八幡神社境内のご案内
峯ヶ岡八幡神社は文字通り川口市峯の小高い丘の上にあります。
約7700㎡の境内には、樹齢約700年の県内有数の大銀杏を初めとした400余本の樹木が繁茂しており、
これらは「峯ヶ岡八幡宮神社の社叢」として、市の天然記念物に指定されています。
御神木の大銀杏は様々な伝説のある巨木です。
その大銀杏の根元を取り囲むように置かれている楕円形の力石は、村の若者たちの力試し、力くらべに用いられていました。
江戸時代に神社の祭礼の時盛んに行われ、持ち上げた力持ちや奉納者の村名と名前・目方等を石に刻んで奉納されました。
末社のご紹介
稲荷社
稲が成るという語源から来ており、また「うかのみたのみこと」の「うか」は食物の意味もあらわし、「稲魂(いなだま)」そのものの名前をあらわす事から、五穀豊穣の神とされ、その他に、現在は産業の神として、商売繁盛・工場安全や、家内安全の守り神としても信仰があります。
御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
諏訪社
古来より、建御名方神(たけみなかたのかみ)は、力の強い神として、軍神、水神、風神と崇められ、また「狩猟の神、農耕の神そして航海の神」の守り神として、厚い信仰がありました。そして、大国主神(おおくにぬしのかみ)の御子神であり、八坂刀売神(やさかとめのかみ)とご夫婦でおまつりされている為、縁結び、安産、などの神としても崇敬されています。
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
八坂刀売神(やさかとめのかみ)
日枝社(左)
古来より、山王さん、山王権現として親しまれ、山王信仰に基づき日吉大社(滋賀県大津市)より、勧請された神様です。
御祭神:大山昨神(おおやまくいのかみ)
神明社(中央
皇室の祖神とされ、神宮(伊勢神宮内宮)を総本社とするお社で、「お伊勢さん」と親しまれ、日本で最も尊い神として、日本中に分霊されたお社のひとつです。
御祭神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)
白山社(右)
伊邪那岐命、伊邪那美命二柱の神は、日本の神々を創生し国土や人間をはじめとする、あらゆる生き物を、お生みになられた神様です。この二柱の神様の間に何か問題があった時に、その仲をまとめられたのが「物事をくくる」菊理媛神であったとされ、物事を執り成し和解させる御神徳や、縁結びの神としても崇敬されています。
御祭神:菊理媛神(くくりひめのかみ)
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
御嶽社
第12代景行天皇の第3皇子で、景行天皇の命により、各地の豪族平定をした神で、特に東国平定の際、駿河国において火攻めの難にあった時、叔母の倭比売命(やまとひめ)より授かった天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)により、草をはらい難を逃れた事(よって草薙の剣)から防火・除災招福の神として信仰があります。
御祭神:日本武尊(やまとたけるのみこと)
須賀社
須佐之男命は、強さを表すタケ・ハヤと、清浄を表すスサとを組み合わせた建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)とも言われ、この神様は天照大御神の御弟神で、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したことから、自然界人間界の罪穢れや悪者を追い払い、人々の苦しみを取り除いてお守り下さる神と知られ、厄除け・除災招福の神として信仰されています。祇園信仰の影響も受け別名牛頭天王(ごずてんのう)とも言われ、天王様と言われ全国に祭られている神様の一つでもあります。
御祭神:須佐之男命(すさのおのみこと)